最近、ネット上の資産家・投資家さん界隈では、「自民党の総裁が変わるのに合わせて、資産運用にかかる税金が上がりそう」という話題がチラホラ聞かれています。
実際、自民党総裁選2021で有力候補とされている岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎氏の3名中3名が、富裕層に対する課税強化について言及しているとのことです。

ここだけ聞いてしまうと、私のような投資初心者や、これから投資を始めようとされている方は「うげぇ」ってなりますよね。
今回の件に対し、私の考えは以下のようになります。
①増税はどのみち避けられない
まあ、よく考えてみたらコロナ禍でボロボロ(各種補助金でさらにボロボロ)になった日本の状況を見ると、何らかの形での増税は避けられなかったかな、とも思います。消費税増税等と比べると、経済的に弱っている人を守りつつ税収を上げることができるため、この形での増税はマシかなとも考えています。
私自身、現在は投資による資産形成を行っていますが、いつ生きていくのもギリギリな状況に転落するか分かりませんからね。その時に消費税や住民税なんかが上がっていたら絶望の上乗せですよね…
もっと言えば、現状で医療・介護の仕事をしている身としては、収入を辿っていけば税金に行き着くわけなので、むしろ余裕のある人はちゃんと払って!という気持ちもあります。
②そもそも少額投資しかできない自分たちにはまだあまり関係がない
投資にはNISAやIDeCoといった、税制優遇の制度があります。例えばつみたてNISAでは年間40万円(月3.3万円)×20年は非課税で運用できます。普段の生活の質を落とさず少額で運用したい人や、そもそも収入が低くて大規模な運用が難しい方はNISAやIDeCoの運用でギリギリでしょう。これらをフル活用すれば老後の備えとしてならば十分な金額を貯めることができます。
そこまで心配せず、これからも積み立て運用をしっかり続けていくことが確実な勝ち筋と言えそうです。
③例え増税されても、まったく投資しないよりマシ
例え増税が行われたとしても、株式投資を行わないよりは行った方が資産形成を行えると考えています。例えば税率が20%から30%に増えたとしたらかなり大きなインパクトですが、それでも銀行の金利が0%になったことと比べれば屁でもないです。
楽天銀行でハッピープログラムを使ったとしても金利は0.1%、10万円を元手として配当金1%のETFを購入した場合と比べても、1年で得られる金額は前者では100円、後者では700円と雲泥の差が出てきます。(もちろん株式投資にはより大きなリスクが伴います。)
皆さんも思うところはあるでしょうが、一人ひとりが泣こうがキレようが変わらないことは変わらないので、どう乗り切るかを考えていきましょう!
どうしても受け入れられない人は、次回の選挙時に投票先を考えるとか、もっと早急に署名活動を行うとか、正しい方向での行動を起こさなければ、世界は変わりませんよ!
是非とも増税した分は、しっかり世の中が良くなるように使って頂きたいと思います。一部の誠意のない政治家やその類縁だけが得をする仕組みなんか作ろうものなら、鬼のように反対する所存です。
最後に、今回のことを懇切丁寧に解説して下さっている動画へのリンクを置いておきます。
ではでは!
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