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高配当ETF,QYLDとXYLD!
BDC難民の救世主となるのか?

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皆さん、こんにちは!

この記事は先日の記事の続きとなります。

上の記事は、ハイリスクハイリターンなBDC銘柄が楽天証券で買えなくなる、というお話でした。 

今日はBDC銘柄に代わり最近よく聞かれるようになった、カバードコールETFについて書いていきます。

   

カバードコールとは

ある資産を保有しつつ、その資産のコールオプション(予め定めた価格で買う権利)を売却する戦略です。
保有資産の一定水準以上の値上がり益を放棄することで、対価としてプレミアムを受け取ります。

プレミアム収入を保有資産の配当収入等に加えることで
保有資産の配当収入以上のインカムゲインの獲得を狙います。

予め定めた購入価格のことを「権利行使価格」といい、
オプションの対象となる資産のことを「原資産」といいます。

オプションの買い手が権利行使した場合、オプションの売り手はそのときの価格水準がいくらであろうとも
権利行使価格で手放さなければなりません。

売却したコールオプションの原資産が権利行使価格を超えない水準で推移するケースに効果を発揮する戦略です。

新生銀行さんのサイトより引用

う~ん…分かるような、分からないような、ですね。

メリット

・資産の価格推移にかかわらず、オプションプレミアムとして一定の収入を得られる。

・資産の価格が下落した場合、既に受け取っているプレミアム収入により、損失が軽減される。

デメリット

・保有資産価格の上昇による利益は、一定の水準までに限定される。

・権利行使価格を超える値上がりを享受することはできない。

   

もっとざっくり言うと、

株価の上下以外にも収入源があるから、株価が乱高下する場面でも配当は保たれるよ!

って感じですかね。

   

QYLDとXYLDについて

そして上記カバードコール戦略の恩恵を受けられる銘柄が、

グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)

グローバルX S&P500・カバード・コール ETF(XYLD)

これらの2つですね。

それぞれその名の通り、NASDAQ-100指数とS&P500指数に対してカバードコール戦略を用いて投資するものであるため、投資先としてはQQQVOOと同じなんですね。

QYLDについては、「QYLDで配当金生活始めました!」みたいな動画やブログがネット上で散見されます。

   

現状(2021/11/30)では

QQQQYLDVOOXYLD
純資産(百万ドル)201,391.095,031.82268,408.58753.81
配当利回り0.44 %11.38 %1.23 %9.57%
分配金回数/年412412
経費率0.20 %0.67 %0.03 %0.60%
XYLDのみ楽天証券ではなくグローバルXのサイトを参照しています

上記の表にもなっています。

  

どれを買えばいいの?

ここからは私の所感ですが、

QQQ vs QYLDでは

・QQQ の配当利回りが安すぎるし、経費率も安くない(短期売買ではなく長期保有派なので)

・QYLDの高配当と毎月分配がある点は魅力的

といった点からQYLDの方が買い

VOO vs XYLDでは

・VOOの経費率が安すぎる

・VOOの方が今後も継続した値上がりが期待しやすい

といった点からVOOの方が買い

と考えています。

皆さんは、どうお考えでしょうか?

   

カバードコール銘柄の今後

特にQYLDについては良いことずくめのように感じますが、今後も果たして安泰なのでしょうか?

実はQYLDにおいて、過去にはコールオプションか売れなかったために元本を崩しながら配当に充てていた時期もあったようです。

前述にように、NASDAQ-100がさらに急上昇する場合には、QQQほどその上昇の恩恵を受けられないデメリットもあります。

また多くの人がQYLDを買いだしたため、それによって配当金に変化が起こるかもしれないと発信する声もあります。

現物投資やインデックス投資と比べると仕組みが複雑な分、ほったらかしではなく情報収集とメンテナンスが必要ということですね。

   

とはいえ現状ではFIREに向けた心強い味方であることは変わらないため、分散先のひとつにするなど適切に付き合っていくのが最適かと重負います。

ではでは!!

  

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