皆さん、こんにちは!
今日も投資関連のお話です。
以前の記事でも、BDC銘柄やQYLD/XYLDといった高配当ETFについてのお話をしましたね。

BDC難民の救世主となるのか? 皆さん、こんにちは! この記事は先日の記事の続きとなります。 https://hyuro1.com/2021/11/29/%e6%a5%bd%e5%a4%a9%e8%a8%bc%e5%88%b8%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e3%...
その記事では私なりの考えとして
・QQQ<QYLD
・VOO>XYLD
という結論を出しましたが、そんなVOOとXYLDに新たな刺客が登場です。
JEPIについて
というわけで、今回はJEPIという米国高配当ETFについてです。
正式名称は、JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカム ETF(JEPI)となっています。

S&P500の中でもボラリティの低い(商品の価格変動が小さい)100前後の銘柄に投資を行いつつ、一部でコールオプションの販売による利益も得る、といった戦略をとります。
つまりVYMとXYLDのイイとこどり!みたいな感じですね。
まだ新進気鋭のETFであるため(2020年5月より運用開始)、真の実力は分からない部分もあります。
他のETFとの比較
こちらはS&P500代表のVOO、カバードコール銘柄のQYLD、XYLDとの比較になります。
VOO | QYLD | XYLD | JEPI | |
純資産(百万ドル) | 270,145.74 | 5,031.82 | 753.81 | 4,881.25 |
配当利回り | 1.28 % | 11.38 % | 9.57% | 7.13 % |
分配金回数/年 | 4 | 12 | 12 | 12 |
経費率 | 0.03 % | 0.67 % | 0.60% | 0.35 % |
同じくS&P500銘柄を対象にカバードコール戦略をとるXYLDと比較した場合、配当利回りでは劣りますが経費率の安さでは勝っていますね。
また、その他のS&P500高配当銘柄と比較すると下記のようになります。
VYM | HDV | SPYD | JEPI | |
純資産(百万ドル) | 39,190.04 | 7,181.13 | 5,025.74 | 4,881.25 |
配当利回り | 2.82 % | 3.58 % | 5.21 % | 7.13 % |
分配金回数/年 | 4 | 4 | 4 | 12 |
経費率 | 0.06 % | 0.08 % | 0.07% | 0.35 % |
経費率は高いですが、配当は直近では頭一つ抜けている印象ですね。
分配が毎月行われるのも、人によっては嬉しいところです。
所感
というわけで新進気鋭の高配当ETF商品、JEPIについての簡単な紹介でした。
この商品についての私の所感は、
「XYLDよりは上位の選択肢に入るが、’買い’ではないかな」
といったところです。
S&P500では分かりやすい・経費率が安い・実績がある、の3拍子が揃った高配当ETFが既に存在しています。
QYLDにおいては、NASDAQ-100における高配当ETFの選択肢が少ない、というアドバンテージがあります。しかしJEPIやXYLDにはそれがありませんからね。
カバードコール戦略やレバレッジなど、複雑な仕組みを導入すればするほど、市場の動きから価格や配当を読みにくくなる、という点も大きなマイナス点に感じられました。
今回は、個人的にも気になっていたJEPIについてのまとめでした。
皆さんも「理解できないものは買わない」という投資の基本ルールは大切にしていきましょう!
ではでは!!
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