皆さん、こんにちは!Hyuroです!
前回、楽天証券のカード積立時の獲得ポイント改悪についてはお話をしましたが、もう1つ改訂があったようです。
楽天ポイント積立で得られるSPU倍率の改訂
これまでは毎月500円以上の投資信託のポイント投資でSPU+1倍が付与されていましたね。
ですが今後、2022年4月より
①合計30,000円以上の投資信託のポイント投資で+0.5倍
②合計30,000円以上の米国株式のポイント投資で+0.5倍
の2本立てに変更されます。(マネーブリッジされていることは前提です)

①投資信託のポイント投資+0.5倍について
今回の変更点の①については、もともとこれまで楽天ポイントでの投資を行っていた方ならば、問題ないのかなとも思います。
誤解されがちな点ですが、「30,000円以上のポイント投資」については全ては楽天ポイントである必要はありません。そのうちの1円(1ポイント)分でもあれば十分なんです。
なので、『つみたてNISAを毎月上限金額まで積み立てている』ことに加え、
・楽天ポイントコースから、一部でもいいので支払いをしている
・ときどき楽天ポイントを使ってスポット購入をする
のいずれかを行えば、条件を達成することができます。
なので、こちらの条件の達成は比較的簡単なのかと思います。
②米国株式のポイント投資+0.5倍について
問題なのはこちらになりますね。
①と同様に、30,000円の全てが楽天ポイントである必要はありません。
ただし、投資信託の購入30,000円とは別に、米国株を合計30,000円を購入できる余力がある人しか恩恵を受けられなくなります。
さらに投資信託でのポイント付与の恩恵も最大で受けようとすると、楽天キャッシュでの投資信託積み立て50,000円+米国株購入30,000円の合計80,000円の投資金額が必要になります。
(問題なくそれくらいの金額を投資できる方は大丈夫だと思いますけどね)
また米国株の中でもVT、VTI、VOO、SPYなど海外ETF手数料無料プログラムの対象銘柄はSPUの対象外となってしまう点にも注意が必要です。
厚切りジェイソン氏流でVTIを買おうとしたら、逃げ道を防がれてしまった感じですね。

VYMなどの高配当ETFが当てはまっていないことは、唯一の救いでしょうか?
まとめ・対策
というわけで、楽天証券のもう一つの改訂についてのお話でした。
今回のSPUの改訂については、投資余力がある人が笑い(笑えない)、投資余力のない人が泣く結果となりそうですね。
両学長ではありませんが、「増やす力」の他に「稼ぐ力」もしっかり付けろというところでしょうか?
今回の改訂に対する対策としては、
・SBI証券など他の証券会社に乗り換える
・楽天証券のサービスを最大限に受けられるよう、使い方を変える
の2通りがあると考えています。
今回の改訂について、前記事のポイント還元率の改訂と異なりSPUの改訂のみに留まっているため、与える影響は限定的かと考えています。
「資金的余力がある時に、いつもより多めに投資(米国株の購入)を行い、さらにセールやポイント増加日(スーパーセールなど)を狙ってまとめ買いをする」という方法をとれば、これまで通りにある程度まとまったポイントを獲得できると思います。
(毎月楽天で数万円かそれ以上の買い物をする方にとってはその限りではないでしょうが)
ポイントを馬鹿にする者はポイントに泣くのかもしれませんが、ポイントに振り回されすぎないようにしたいものですね。
ではでは!!

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