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「GYAO!」終了について考える 補償は?他のサービスは大丈夫?

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皆さん、こんにちは!

ここ数日、動画配信サイトの「GYAO!」がサービス終了するということで話題になってますね。

「GYAO!」と言えば日本の動画配信サービスでは結構古い方なので、正直驚きでした。

以下、「GYAO!」および親会社のZホールディングスからのお知らせですね。

Zホールディングス 「GYAO!」サービス終了のお知らせ

1月に発表、2月に購入が終了、3月には視聴もできなくなるそうです。

ヘビーユーザーほど阿鼻叫喚なのではないでしょうか?

私自身、GYAO!の利用歴はありませんが動画配信や電子書籍のヘビーユーザーではあるので他人事ではないという感じですね。

  

「GYAO!」について

主な提供サービス

現在のGYAO!の主なサービスは以下の3つです。

・テレビ放送中のドラマ、アニメの見逃し配信

・GYAO!オリジナル番組の配信

・映画作品などのレンタル

ただし最近は見逃し配信についてはTVer、既存の映画作品についてはアマゾンプライムビデオに大きく水をあけられている印象ですね。

株式会社スパコロの動画配信サービス利用率調査(2021年3月)より

オリジナル作品についてはアイドル推しで頑張っていた様子ですが、Netflixの資金力には勝てないかな…

ちなみに私はときどきU-nextを使いますが、ランキング結果には少しビックリです。

サービスの沿革

ちなみに現状のGYAO!はヤフージャパンなど提供しているZホールディングスが管理していますが、もともとはUSENが起こした事業だったようです。

・2005年 USENが完全無料パソコンテレビ「GyaO」を正式開始

・2009年 USENがGyaO事業本部を廃止、株式会社GyaOがヤフーの子会社となる

・同年 「Yahoo!動画」と株式会社GyaOの「GyaO」が統合、「GyaO!」の運営開始

・2014年 資本金を8億8,800万円に増資して株式会社GYAOへ社名変更、サービス名を「GYAO!」に変更

・2023年 「GYAO!」・「GYAO!ストア」・「トレンドニュース」のサービスを終了予定

Wikipedia「GYAO!」の頁

さらに詳しくはWikipediaにて参照可能です。

こういった企業史的なものは読んでいてとても興味深いですね。

  

終了後はどうなるのか?

さて、GYAO!のサービス終了後について、このようなアナウンスがされています。

「GYAO!」 2023年3月31日(金)のサービス終了とともに、全作品の視聴ができなくなります。

「GYAO!ストア」 2023年3月31日(金)に購入済みの商品が視聴できなくなります。

公式HPより

今後、ZHDグループとして注力する動画領域において、縦型ショート動画サービスを強化すべく、LINE株式会社からの委託によりZ Entertainment株式会社が一部業務を共同で実施する「LINE VOOM」に動画領域のグループ経営資源等を集中していきます。

ZHDグループでは、2021年10月よりグループ内の国内エンターテインメント事業を統括するZEを本格始動するなど、ヤフーおよびLINEグループが運営する事業間のシナジー創出に取り組んでいます。LINEでは、現在市場成長を続ける縦型ショート動画領域において、2021年11月よりコミュニケーションアプリ「LINE」内の動画プラットフォーム「LINE VOOM」の提供を開始し、動画コンテンツの連動や、メディア、コマース領域を横断するプロジェクトでの活用など、グループ内サービスとの連携を強化しています。

ZホールディングスHPより

オリジナルを除く見放題やレンタル作品については、目移りするほどに他の動画サービスがあるため心配不要かと思われます。

というわけで、特に気になるのが購入済み商品の扱いですよね。

  

補償について(過去事例)

上記アナウンスでは見れなくなる購入済み動画についての補償等は現状無さそうです。

ただし過去の事例を見てみると、一足先にサ終となったTSUTAYA TVでは以下の補償があったようです。

・ご購入いただいた作品に関しては「永久に視聴できる」としておりましたが、「TSUTAYA TV」のサービス終了に伴い視聴できなくなりますこと、ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけすることとなり、申し訳ございません。お詫びとしまして、商品ご購入時にお支払いただいた、現金 / 動画視聴ポイント / Tポイントを返還させていただきます

・TSUTAYA TVのサービス終了後、TSUTAYA TVでご購入頂きました視聴期間無期限のアダルト作品はDISCASサイトから引き続き視聴できます

TSUTAYA TVサービス終了のお知らせ ご購入商品について

また電子書籍での事例になりますが、以下のような補償例もあります。

・返金:エルパカBOOKS、Microsoft edge…等

・ダウンロードした商品ならば閲覧可能:ダイヤモンドブックス、本よみうり堂デジタル…等

・サービス引継ぎ:ポンパレeブックストア→スマートブックストア、TSUTAYA ebook→BookLive!

GYAO!は歴史のあるサービスですし親会社のZHDもデカいので、今後何等かの発表もありそうですね。

  

乗り換え先のサービスについて

今後もしサービス引継ぎの発表などあれば別ですが、それ以外の場合は自分で次のサービスを選ばなければいけませんね。

最後に主な動画配信サービスについて簡単に紹介をさせて頂きます。

Amazon Prime Video

まずは現状最王手、アマゾンプライムビデオですね。

こちらの売りは月額500円(年額4,900円)という安さ話題作品の最速独占配信の2点でしょうか?

アマゾンの資本力があまりにも協力ですね。

あくまでアマゾンプライムのサービスの一部であり、通販の送料無料や一部の電子書籍・音楽の無料等もついてくるのが強みですね。

一方で普段からアマゾンの関連サービスを使わない人にとっては魅力半減ですね。

また無料作品数は明らかにされてませんが、他サービスよりは少ない印象です。

都度課金のレンタルには対応しています。

Netflix

こちらは若干毛色が違いますが、オリジナル作品の豊富さが売りですね。

Netflixの資本力で作られているだけあって、なかなか粒ぞろいといった印象です。

こちらは都度課金の必要はなく、全ての作品が見放題対象となっているのもメリットです。

弱点としては利用料の高さ(月額990円~、広告付きなら790円)ですね。

あと、オリジナル作品が全てが良作というわけではない点でしょうか…

U-next

売りは24万本と国内の動画配信サービスで一番の動画数(有料含む)ですね。

私もコロナで自宅隔離された時にはお世話になりました。

電子書籍や一部雑誌の読み放題、アダルト作品の扱いがあるのも特徴でしょうか。

月額2,189円という料金設定はデメリットですが、無料作品の多さやポイント還元、ファミリーアカウントの強さで補っています。

TVer

民放テレビ局が連携した過去の番組を、広告付きで無料配信しているサービスです。

見逃し配信サービスの究極型といったところですね。

映画は見ない+広告が許容できるという方ならばベストな選択肢となるのではないでしょうか?

hulu

月額1,025円で10万本の動画が見放題と、バランスの良いサービスとなっています。

独自コンテンツにも力を入れているみたいですね。

  

その他、独自路線のABEMA!やdポイントとのシナジーが強いdTVなんかも選択肢に入ると思われます。

これだけ乱立するとまた喰い合いになりそうで怖いですね(^^;

  

参考までに、TVを持つと支払うことになるNHK受信料の最安は月換算1,138円です。

ちなみに私は既にTVは手放しています。

  

そんな感じで、GYAO!のサービス終了にまつわる記事でした。

少なくとも現利用者様には今後何等かの補償があることを祈っています!

不要なサブスクの削減は資産形成の初歩なのですが、QOLの下げ過ぎにも気を付けましょう!

ではでは!!

  

以前、動画配信サブスクについて書いた記事です

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